複数のSATREPSプロジェクトが連携し、相互に協力しあうことによりさらなる発展を目指すため、チリ/アルゼンチン課題(SAVER-Net)、メキシコ課題、マレーシア課題の合同企画として、2月28日(日)に愛媛県松山市の子規記念博物館において一般公開のシンポジウム「世界の大気環境」が開催され、一般市民を含む30名程度の参加者がありました。
シンポジウムでは、JSTの井上孝太郎上席フェローからSATREPSプログラムの成り立ちや目的に関する紹介があったあと、各プロジェクトのねらい、成果、今後の課題に関する紹介があり、会場からも多くの質問が寄せられました。
また、前日の27日(土)には愛媛大学農学部でプロジェクト相手国からの参加者も含めて合同研究会を行いました。プロジェクト担当者だけでなく関連分野の有識者も招いて、より広い視野からプロジェクトの成果を議論し、プロジェクト間で共通する「コベネフィット大気環境対策シナリオの構築」、「対流圏から成層圏を繋ぐ連続的で高精度のオゾン計測」などをテーマに情報・意見交換を行い、今後の更なる国際共同研究の課題を展望しました。